NUMBER47 ファンデは誰が一番はじめにつけたの?NUMBER47 ファンデは誰が一番はじめにつけたの?

ルドルフ・ヴァレンチノなどの
俳優たちです

ヴァレンチノの肌悩みが
ファンデを生んだ

流行の発信はやっぱり憧れのスターから!一説には、ファンデを最初につけた有名人は、1914年、ハリウッド映画で初めてスターと呼ばれた俳優、ルドルフ・ヴァレンチノと言われています。なんと、男性が初めてなのですね。それまでも、ドーランと呼ばれる劇場用のファンデはありましたが、ルドルフ・ヴァレンチノの肌質と合わなかったそうです。映画を撮るときの照明が、熱を持ちとても暑かったので、ドーランでは脂(あぶら)が浮き出てしまい、きれいに映らないことにも悩んでいたのだとか。

ハリウッド映画なくしては語れない
ファンデの進化

ヴァレンチノをはじめ、ハリウッドで活躍するスターたちの肌を美しく見せるため、約100年前の1910年代より、映画用のファンデが次々と開発されました。映像技術の進歩に合わせて、ファンデはカラー映画に対応するよう進化していきます。
1939年に公開された、『風と共に去りぬ』では、カラー映画用に固形のファンデが作られ、長時間の撮影でも化粧崩れしない、美しい肌に仕上がるようになりました。ハリウッド映画のスターとともに、ファンデが世の中に広まっていったとも言えそうです。

※参考文献:石田かおり(1999)『化粧せずには生きられない人間の歴史』講談社

この記事の回答者

石田 かおり

駒沢女子大学教授
資生堂客員研究員

回答者プロフィール

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。
博士(被服環境学)。専門は哲学(化粧の現象学・AIの現象学)。
1992年~2000年資生堂正社員。資生堂入社後、
哲学を応用した化粧文化の研究を始める。
2000年より駒沢女子大学専任教員・資生堂客員研究員に就任。
■代表著書
・『おしゃれの哲学』(1995年 理想社)
・『化粧せずには生きられない人間の歴史』(2000年 講談社現代新書)
・『化粧と人間』(2009年 法政大学出版局)

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